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息子(小学生)が言葉の壁を乗り越える!【セブ 親子 教育移住の記録④最終】

セブ教育移住4セブ教育移住

英語教育のため一家5人で移住した我が家の3人の子供たちの様子を、5歳の長男を中心にご紹介します。

今回は最終回。セブ移住1年2か月後~1年10カ月後、長男が小学校に入学し、ようやく言葉の壁を乗り越えるところまでをお伝えします。

前回の記事はこちら

家族5人でセブ島教育移住(まとめ)はこちらをご覧ください

このシリーズの概要

3人の子供たちは英語力ゼロで幼稚園に入園しました。

5歳の長男は、しばらくの間、クラスでは自分から話さない。友達との交流もあまり見られないという、心配な状態でした。
しかし、約1年半後から、英語で堂々と発表し、積極的に友達とも交流するようになりました。

息子(5歳)が言葉の壁を乗り越えるまで(セブ移住1年10カ月後まで)の記録を4回に分け、次男と長女の様子も交えながらご紹介しています。

フィリピン・セブ移住時の家族構成

私(49歳)、 妻(42歳)
長男(5歳)、次男(3歳)、長女(1歳)


※この記事は、ともに移住し、ともに子育てしている妻がその経験をまとめた著作「あなたのお子さんやお孫さんは英語が話せなくて将来就職できますか?」を参考にしています。

子供たちが通った幼稚園・小学校

セブ―ケンブリッジ幼稚園
Cambridge Child Development Centre(ケンブリッジ幼稚園)
次男:Junior kinder(日本では年中)
長女:Nursery(日本では年少未満)

SAGE小学校
Sage Prep Schoolhouse(セージプレップ・小学~高校)
長男:Grade1(小学1年)

セブの小学校に入学(セブ移住1年2か月後①)

セージ小学校
「Sage Prep Schoolhouse」こじんまりとした校舎です。

セブに戻り、長男は通っていた幼稚園と隣接する小学校(Sage Prep Schoolhouse)に入学しました。

教科は英語、算数、理科、社会、コンピューター、フィリピン語の6科目で、週末(金曜)には、音楽、体育、芸術の授業があります。

ツッチー
ツッチー

Sage Prep Schoolhouseもケンブリッジ幼稚園同様、少人数クラスで、アットホームな雰囲気です。

学校の鞄
子供たちが学校で使うカバン

生徒は全科目の教科書とノートをキャスター付きの大きなカバンに入れてガラガラ引っ張って運びます。

ショッピングモールでこの種のカバンがたくさん売らおり、「子どもの旅行用スーツケース」と勘違いしましたが、これが日本でいうランドセルに当たります。

時間割は月~木曜までほぼ同じで、毎日全教科を学ぶので、日本より持ち運ぶ量が多いのです。

セブの小学校は早朝にスタートします。
長男が通う小学校は、駐車場を共用する幼稚園と混雑が重ならないように、幼稚園より早く朝7時半に授業が始まります。終了は4時で、幼稚園の家庭教師終了と同じ時間です。

そのため、まだ2歳の長女も新年度からは次男と同様、午後クラスと家庭教師をつけることにし、3人の子を一度にお迎えできるようにしました。
2歳児に家庭教師をつけるなんて、時期尚早ですが、幼稚園から場所を移動することなく安全に4時まで過ごすには仕方ありませんでした。ひと月約9千円(4200ペソ)です。

日本とは違って、ほとんどのフィリピンの私立幼稚園・小学校は、両親の送り迎えが必要です。
我が家は自家用車で送迎しましたが、バスやタクシーを使って送迎する方もいます。

自宅と学校が離れていることもありますが、信号や歩道などのインフラが整っていないため、近くでも送迎が必要です。

日本人補習校に通う(セブ移住1年2か月後②)

長男は、小学生以上を対象に毎週土曜日に開校されるセブ日本人補習授業校にも入学しました。

ビルの広い一室を区切って作られたブースの中で学年ごとに分かれて座り、日本の小学校と同じ国語と算数の教科書を使って、日本人の先生から学びます。
日本の勉強に遅れないよう漢字の宿題が多く出るので、長男は自宅で書き取りをするようになりました。

今年の小学一年生は約10人。セブに来てから初めて日本人のクラスメイトができて、長男は喜びました。
セブで生まれ育ったお子さんも多く、日本語が苦手な子もいました。

ツッチー
ツッチー

長男の日本語力を評価してもらえる場所がセブにあるのは有り難かったです。

また、図書スペースに子ども向けの日本語の本がたくさんあり、いくらでも借りられるのも長男は喜びました。
「ハリーポッター」のぶ厚い本を見つけた長男は、読み仮名がふられていない漢字の読み方や意味を私や妻に聞きながら、数週間かけて読み終えていました。

参考:「日本人補習校」と「日本人学校の違い」
  • 日本人補習校
    月曜日から金曜日までアメリカの現地校に通う児童生徒が、土曜日または日曜日だけ通う学校です。
    公立校ではなく、セブの場合は現地の日本人会が運営しています。
  • 日本人学校
    日本の学校と同様に全日制で毎日(月曜日から金曜日まで)授業を行う学校のことです。
    文部科学大臣から、国内の小・中・高校と同等の教育課程を有する旨の認定を受けています。
    フィリピンでは、マニラにあります。

成績優秀で表彰?!(セブ移住1年5か月後)

セージ小学校
小学校(Sage Prep Schoolhouse)の朝礼。各テストの成績優秀者はここで発表されます。

英語で学ぶ小学校で勉強はついていけているのだろうか。

「学校の勉強は分かる?先生が言っていることは分かる?」とついつい何度も聞いてしまいますが、答えはいつも「大丈夫」でした。

ツッチー
ツッチー

本当だろうか。信じ難かったです。

やがて、それが本当かどうかテストによってはっきりしました。

小学校(Sage Prep Schoolhouse)は3学期あり、各学期に中間テスト、期末テストがあります。そして、毎回、成績優秀者を発表します。
日本の高校のようですね。

一学期の中間テスト結果

テスト期間は3日間で、一日2科目ずつ受験し午前中で終了ました。

初めてのテスト結果は?

どの科目もよかったです。
英語は、満点に近く0.5点だけマイナス。

冠詞の「a」を使った文を書く問題で、太郎は「犬が吠えている」を単語のbarkingを使って英文で書き、最初の「a」を大文字にするのを忘れていただけでした。

期末テスト

成績ストレートA
「ストレートA」の賞状

9月に期末テストが行われ、その結果も全教科で良かった。英語は満点でした。

「すごいね!」と褒めた数日後、長男が賞状を持って帰ってきました。

一学期の主要6教科全てで9割以上の得点(ストレートA)をとったので、全校生徒の前で表彰されたといいます。
一年生で表彰された子はクラス17人中、9人だったようです。

ツッチー
ツッチー

クラスの半分以上が表彰されたので、抜群の成績という分けではありませんが、想像以上に良い結果に驚きました。

英語でのコミュニケーションがダメな長男が好成績を収めた理由

本を読む長男
寝る前に日本から持ってきた漫画を読む長男

英語でのコミュニケーションがおぼつかない長男がなぜ、成績が良かったか不思議でしたが、海外での子供の経験談を調べていた妻が以下のように考察しています。

海外で生活する子どもの経験談をいくつか読み知っていたが、コミュニケーションより先に勉強が周囲に追いつく子の例はなかった。

小学生くらいまでの子が移住した場合、まずは友達とのおしゃべりやじゃれあいに不自由が無くなり、その後、読み書きで少しずつ周囲に追いつくイメージだ。

そしてそれは、私にも納得のいく内容だった。だって、日常会話は言葉のパターンが限られているし、動作を伴うことが多いので、理解や模倣が容易だ。

一方、教科書に書かれていることは未知の内容であり、それを外国語で読み取り、理解する必要がある。文法や語彙のレベルは日常会話より数段高い。
ではなぜ、長男は友達作りより先に、勉強のハードルをクリアできたのだろう。

思い当たるのは、我が家の場合、アメリカやイギリスなど英語ネイティブスピーカーの国に移住したわけではない点だ。
「教科書に出てくる単語の意味が分からないでしょう?」と長男に聞くと、「難しい単語は、先生が授業の中で丁寧に説明してくれるから大丈夫」と答える。

そう、英語ネイティブスピーカーの親に育てられている子は三分の一もいない。また、セブは書店を見ても、本が充実しているとは言えない。
そのため太郎以外の子も、教科を理解するレベルの言語力は、それほど高くないのだろう。
アメリカやイギリスの子なら知っているはずの形容詞や言い回しを、セブの子は知らない可能性が高く、それを踏まえ、セブでは先生が英単語を丁寧に説明しているようだ。

二つの言語の発達にギャップがあるバイリンガルの子は、知的レベルは強いほうの言語と一致する。そして、その強い言語で弱いほうを分析し、積極的に強化していく。
長男の場合、日本語の読書量が非常に多いので、英語の拙さから周囲には理解され難いが、思考レベルは高めかもしれない。

希望的観測を言えば、将来的には英語も相当習得できるのではないか。

ポイントは以下のような点です。

  • 英語の取得は、ふつうは、コミュニケーションが先で、その後、読み書きが追いついていくが、長男は違った。
  • フィリピンは、英語が公用語だが、ネイティブではない。それで、先生の英語での説明も丁寧なことが、長男にとって幸いしているのではないか。
  • 日本語の読書量が多いので、教科の理解力に役立っているのではないか。

クラス担任と保護者の二者懇談で、担任は長男の成績を褒め、次のように評価してくれました。

担任
担任

彼はいつも授業に集中し、よく聞いている。ペーパーテストを見ても、理解できていることがわかる。
課題は自分の意見を口にしない点だが、精神的に落ち着いていて前向きに取り組んでいるから、いずれ克服するだろう。

太郎が表彰されたことは、周囲にも驚きだったようでした。

妻は、幼稚園時代を知る先生たち皆から、「良かったねぇ」「聞きましたよ」と声をかけられ、「家ではどんな勉強をしているのか」と質問されそうです。

妻が「長男は日本語の本をいつも読んでいる」と答えると、たいてい怪訝な顔をされましたが、妻は「母語を伸ばし続けることも重要」と思ったそうです。

やっと言葉と心の壁を越えたか(セブ移住1年半後①)

バスケットボール(セージ)
様々な学年の子が混じってバスケットボールを楽しんでいる様子。長男と次男も交じっています。

表彰された頃から、長男が友達に対して少しずつ積極的になっていることに気付きました。

迎えに行た時などに

長男
長男

Tom、Bye bye!(トム、バイバイ!)
See You George!(ジョージ、またね)

などと、相手の名前もつけて、自分からあいさつするようになったのです!

ツッチー
ツッチー

他の子にとっては当たり前のことですが、長男にとっては画期的でした。

ある日、妻が迎えに行くと「お母さん、僕あともう一人見つけてくるから、ちょっと待ってて」と言って走り去ったといいます。

かくれんぼ(ハイド&シーク)をクラスメイトの男女数人としているところでした。
日本のかくれんぼと少し違い、じゃんけんで「勝った人」が鬼になり、次は「最後に見つかった人」が鬼になるというルールです。

以前、走り回っている太郎のクラスメイトを見て、「あの子たちは何をしているの?」と妻が聞いた時は、長男は悲しそうに「分からない」と答えていたという。
その時とは大きな違いです。

やっと、言葉と心の壁を越えたのかもしれません。

ツッチー
ツッチー

移住後1年半、ずいぶん時間がかかりましたが、やっとこの日が来たようです。

次男と長女の日本語について(セブ移住1年半後②)

PCで歌詞カード作り
長男に教えてもらいながらパソコンで歌詞カードを作る次男

次男の日本語について

次男は、送迎時に車で聞いている日本のアニメの音楽が大好きでした。
そこで、妻は次男のために歌詞カードを作ってあげました。
ワードに歌詞を打ち込み、漢字にルビを振って印刷してあげると、次男は喜びました。
学校のコンピューターの授業でワードの使い方を習っている長男が、次男に歌詞カードの作り方を根気よく教えてくれたため、次男は歌詞カード作りが大好きになりました。
次男は長男ほど日本語の本は読みませんが、こうした形で日本語に熱心に取り組むようになりました。

長女の日本語について

長女は、毎晩、私が日本語の絵本を繰り返し読んであげました。
長男と次男はゲームが好きで、夕食後は妻と3人で遊ぶことが多いので、長男が通う日本人補習校で長女用に本を借りてきた本を楽しんでいました。

(セブ移住1年10カ月後)

子供たち
学校でのイベントのためフィリピンの民族衣装を着た子供たち

幼稚園と小学校の卒業生を送り出すイベントに参加して、我が子の二年度目は無事終了しました。

長男の移住2年度目

3つの学期全てでストレートAをとりました。
そして後半は、クラスメイトと遊ぶのが楽しくてしょうがない日々を過ごしました。

放課後に迎えに行くと、いつも汗をかきながら小さなグラウンドでみんなと走り回っていました。

また、ちょっと前までは、英語を話すところを親には見られたくない感じだったのに、少しずつ気にしなくなっているようで、クラスメイトに英語で話しかける姿を見かけるようになりました。

ただ、学校の先生宛にちょっとした伝言を頼むと「英語でどう言えばいいか分からない」と答え、伝え方を教えて励ますと「僕、分からないよ」と泣き出してしまうこともありました。
これは英語というより、性格的なものかもしれません。

次男の移住2年度目

五歳で年中組の次男も、長男同様、英語より日本語のほうがずっと上手でした。
ひらがなだけの本や、漢字があってもルビがついている本なら、厚くても一人で読み通すようになりました。
家では、次男のおしゃべりに英語が含まれることはありませんでした。

でも、日本語で学んでいないことを英語で習ってくるので、その報告には英単語が混ざります。
「いまね、ウォールド(world:世界)のカンチネント(continent大陸)を勉強しているんだよ。アンタークティカ(antarctica:南極)とか。そこに住んでいる動物はねぇ…」となります。
私の知らない単語も多く、でも本人はスペルを習ってくるわけではないので辞書をひくのも難しく、理解するのはひと苦労です。

長女の移住2年度目

三歳で年少未満組の長女も、家庭の日常会話は日本語です。
ただ、長男や次男と比べると、基本的な名詞の認識も英語のほうが強くなってきています。

「わたし、ヤローがいい」と言った時は、「野郎(?)」とびっくりしましが、黄色のことでした。
「yellow(イエロー)」とカタカナで習っていない長女のアクセントは良すぎて、日本語に交ざると意味不明となることがありました。

最後に

息子(5歳)が言葉の壁を乗り越えるまで(セブ移住1年10カ月後まで)の記録はこれで終わりです。

今回の記事で、長男があっさりと壁を乗り越えたような感じになってしまいましたが、実際には、長い助走を経て、終わりの方でいつの間にか越えていたという感じでした。

でも、これはゴールでは全然なく、これからも大変なことがたくさんあると思います。

私たち家族は現在、セブに住んで7年目です。
3人の子供たちも順調に成長して、今は、長男が通っていた小学校とは別の小学校に元気で通っています。(2020年10月30日現在はオンライン授業)

今後は、現在の子供たちや、通っている小学校の様子などもお伝えしていけたらと思います。

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