TCD「GRAVITY」は、不動産業に特化した高機能なWordPressテーマです。
大手不動産仲介業者が活用している不動産ポータルの仕組みを、自社で簡単に導入できます。
「大手仲介会社が独占していた不動産ポータルの集客力を、誰でも手に入れられる」というコンセプトのもと、高度な物件検索機能、物件種別・地域・沿線データのインポート機能など、強力な集客システムを標準搭載。
プログラミング不要で、初心者でも直感的に本格的な不動産ポータルサイトを構築・運営できます。
TCDテーマの中でも高価格帯ですが、業者に依頼すれば数百万円~1,000万円以上、不動産向けプラグインでも40~60万円以上のコストがかかることを考えれば、圧倒的にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。

不動産物件ポータルサイトに必要な要素
不動産ポータルサイトを成功させるためには、以下の要素が欠かせません。
1. 物件情報の管理のしやすさ
取り扱う物件数が多いほど集客力は向上しますが、その分、管理の負担も増えます。特に、賃貸・売買・マンション・戸建てなど、複数の種別を扱う場合は、情報整理が重要です。
必要な機能例:
- 種別・エリアごとに物件を簡単に確認・更新できる管理画面
- 物件データの一括インポート・エクスポート機能
- 自動で最新情報に更新されるシステム
2. ユーザーが使いやすい検索機能
訪問者が求める物件をすぐに見つけられるかどうかは、サイトの成約率を左右する重要なポイントです。
必要な検索機能例
- 条件検索: 価格・間取り・築年数・設備などの詳細条件
- エリア検索: 都道府県・市区町村・駅名・沿線
- 地図検索: Googleマップ連携で視覚的に物件を探せる機能
- お気に入り・比較機能: ユーザーが物件を保存・比較できるシステム
3. 運営のしやすさ
不動産情報は日々変化するため、更新のしやすさも重要です。特に、繁忙期には迅速な情報反映が求められます。
必要な管理機能
- 新規物件の登録・掲載 を直感的に行える管理画面
- 写真・テキストの編集機能 (複数画像アップロード、キャプション編集など)
- 成約済み物件の非表示設定 でスムーズな募集停止が可能
- スタッフごとの権限管理 で、誤操作を防ぎながら効率的に運営
これらの要素を備えたポータルサイトなら、スムーズな運営と高い集客効果を両立できます。
「GRAVITY」の概要
名称 | ワードプレステーマ「GRAVITY」(TCD111) |
---|---|
価格 | 198,000円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
販売元 | 株式会社デザインプラス |
- 制作業者や不動産プラグインと比べて圧倒的に低コスト
- 高度な物件検索機能を標準装備
- 全国の都道府県、沿線データのプリセット機能
- 物件種別項目のプリセット機能
- 物件情報の掲載、管理が簡単
- スタイリッシュで使いやすいデザイン
他のWordPressテーマやプラグインとの比較
不動産ポータル構築向けとして知られている他のWordPressテーマやプラグインと比較してみました。
機能・特徴 | TCD「GRAVITY」 | 簡単不動産proテーマ版 | 不動産プラグイン |
---|---|---|---|
価格(税込) | 198,000円 買い切り | 【通常版】 110,000円(初期費用) 月額11,000円 【テーマ版】 77,000円 月額費用なし | 330,000円 |
デザイン | 高級感があり洗練されたデザイン | シンプルで使いやすい | カスタマイズ可能 |
物件管理機能 | 高機能(画像・動画登録、詳細情報入力) | 基本的な機能のみ(画像登録可) | 高機能(独自カスタマイズ可) |
検索フィルター | 高度な検索機能(価格・エリア・間取り・駅徒歩・築年数など) | 基本的な検索(価格・エリア・間取り) | 高度な検索が可能 |
レスポンシブ対応 | ◎ | ◎ | ◎ |
SEO対策 | 物件ごとの個別SEO設定が可能 | SEO機能なし | SEOカスタマイズ可能 |
導入のしやすさ | 簡単に導入可能(WordPressテーマとして一体化) | シンプルで導入が簡単 | 設定に専門知識が必要 |
カスタマイズ性 | 高(検索条件やデザインの調整可) | 低(基本デザインのみ) | 高(自由なカスタマイズが可能) |
適した用途 | 大手不動産サイト並みの高機能サイト | 小規模な不動産サイト | 独自開発が可能な企業向け |
公式サイト | TCD「GRAVITY」 | 簡単不動産pro | 不動産プラグイン |
簡単不動産proテーマ版は、価格が比較的安い反面、機能面やデザイン面でやや物足りない部分がありそう。
不動産プラグインは、料金が高いが、カスタマイズ性が高く、専門知識がある方に向いていると思います。
機能やデザイン性など、総合的に見てみると、TCD GRAVITYのバランスがよく、圧倒的にコスパがいいです。
専門知識がそれほどない方が、ある程度の水準の不動産サイトを構築するためには、GRAVITY(TCD)がおすすめです。
どのような方におすすめか
「GRAVITY」が向いている人
✅ 大手不動産サイト並みの機能を求める方
✅ 高級感のあるデザインでブランディングを強化したい方
✅ 細かい検索フィルターを設定したい方
✅ 予算を抑えつつ、カスタマイズ性を求める方
「簡単不動産proテーマ版」が向いている人
✅ 初めて不動産サイトを運営する方
✅ シンプルな機能で十分な方
✅ 予算を抑えて基本的な物件管理機能を使いたい方
「不動産プラグイン」が向いている人
✅ 独自の機能を追加したい方
✅ 予算に余裕があり、完全にカスタマイズしたい方
✅ 開発リソースがあり、自由にサイト構築したい方
TCD「GRAVITY」の機能
TCD「GRAVITY」でできること
TCD「GRAVITY」では、データ項目のインポート、高度な検索機能の設置が簡単にできます。
- 日本全国の地域・沿線情報を1クリックでインポート
- 物件種別ごとのデータ項目を1クリックでインポート
- 高度な検索機能(物件種別・エリア・沿線・こだわり条件)
- スタイリッシュな物件ページの編集・更新が簡単
- ブログやお知らせ、固定ページ(会社概要ページなど)の作成機能も利用可能
TCD「GRAVITY」の主要な機能
- 物件種別のデータインポート機能
- 地域・沿線のデータインポート機能
- 物件管理機能
- 物件検索機能
- 物件ページ
物件種別のデータインポート機能

必要な物件種別にチェックを入れて「インポートを開始」を押すだけです。
取り扱う物件種別に関するデータを瞬時にインポートできます。
初期状態では、以下の物件データから必要なもののみをインポート可能です。
- 売買マンション
- 売買戸建て
- 売買事業用
- 売買一棟ビル
- 売買土地
- 賃貸マンション
- 賃貸戸建て
- 賃貸事業用
例えば、「賃貸マンション」なら以下のような項目テーブル(一覧表)を瞬時に読みます。
項目を一つ一つ設定する必要はありません。
地域・沿線のデータインポート機能

日本全国の地域・沿線のデータインポート機能が搭載されています。1クリックでインポート可能です。
必要な都道府県を最大3つまで選択して、一括インポートできます。
- 都道府県
- 市区町村
- 沿線・駅
のデータが一気にインポートされます。
物件管理機能

膨大な物件情報を整理しやすい管理画面を利用できます。
物件情報を管理する画面には、上記のようにソートボタンが搭載されています。
- 掲載日
- 物件種別
- 物件タグ(こだわり条件など)
- 地域データ
- 沿線データ
の5種類を組み合わせてソートできるので、例えば、「大阪」×「賃貸マンション」のデータのみを表示して、編集・更新もスムーズに行えます。
どの地域にどんな物件がいくつあるのか、確認しやすくなっています。
物件検索機能

物件種別・エリア・沿線・こだわり条件を組み合わせて物件を検索できます。
専用検索フォームから物件種別とエリアを選択して、地域または沿線から絞り込める仕組みです。
地域から絞り込む場合は、物件情報が存在する市区町村が並びます。
沿線の場合は、沿線ごとに駅がまとめて表示されます。
条件に当てはまる物件情報が表示されるのですが、サイドバーからさらに絞り込むことが可能です。
絞り込み検索の項目は、物件種別ごとに最適なものが表示されますが、基本的には以下の項目が用意されています。
- 価格
- 最寄り駅徒歩
- 間取り
- 築年数
- 建物面積
- 土地面積
- キーワード
- こだわり条件(物件タグ)
いずれも並び替えたり、非表示にして柔軟にカスタマイズ可能です。
物件ページの作成

物件ページは、WordPressの投稿機能と同じ要領で作成できます。
情報量の多いページも、見やすく整理され、ユーザーにとっても、管理の面からも使いやすいです。
- 記事タイトル(物件名)
- アイキャッチ画像(物件写真)
- 物件タグ(こだわり条件)
- WordPressのエディタが使える記事本文(物件紹介文)
- キャッチコピー(必要に応じて)
上記のようなイメージです。物件写真や間取り図を何枚でも登録可能です。
その上で、所在地や最寄り駅、価格(賃料)、敷金、礼金等を登録します。
最寄り駅は、入力すると自動で予測候補が表示される仕様です。
例えば、「大阪メトロ御堂筋線 梅田駅」とすべて打つ必要はありません。「梅田」と打てば沿線とセットで候補を提案してくれます。
物件種別に対応しているテーブル項目も物件ページで登録していきます。
物件名(記事タイトル)や価格、所在地などは、別箇所で入力したものと連動する仕組みです。何度も同じ内容を入力する必要はありません。
いつでも何度でも編集可能ですし、物件が成約したら「募集を終了する」にチェックをいれるだけで「募集終了」と表示できる仕組みになっています。「募集終了」という文言は自由に変更可能です。
物件情報の登録や募集終了への切り替えも、一度操作すればすぐに覚えられます。
WordPressのエディタを使って物件紹介文をしっかり書き込めるので、写真や動画の挿入、フォーマットの調整も可能です。
簡単な紹介文と写真数枚のシンプルなものから、ブログのように訴求力の高い物件ページまで自由に作成可能です。
まとめ
TCD「GRAVITY」は、WordPressテーマとしては、かなり高額です。
しかし、大手不動産会社のサイトに匹敵するサイトを、専門的な知識がなくても自前で構築できる機能やデザインを備えており、同様の他社テーマやプラグインと比較したり、制作会社に依頼することを考えたら、非常にコスパのよいテーマです。