デジタルコンテンツ・ダウンロード販売に特化したTCDの新しいWordPressテーマ「commom」をご紹介します。
「commom」はTCDのECサイト向けテーマの一つで、ECサイト構築プラグインWooCommerceの専用テンプレートとなっており、美しく多機能なECサイトをつくることができます。
ここでは、「commom」の特長やメリット、デメリット、主な機能などについてお伝えします。
WordPressテーマ TCD「common」とは
TCD「common」の基本情報
TCD「common」はTCDが提供するWordPressテーマの一つです。
TCDはWordPressテーマの累計ユーザー数10万人以上、国内シェアNo. 1のブランドで、業種やジャンル別に特化した80種類ものテーマを提供しています。
名称 | ワードプレステーマ「common」(TCD97) |
ジャンル | ECサイト(ネットショップ)向け |
価格 | 48,180円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
サポート | 無料メールサポート有 |
販売元 | 株式会社デザインプラス |
TCD「common」のメリット・デメリット
TCD「common」は、ECサイトの中でもデジタルコンテンツ・ダウンロード販売に特化した数少ないテーマで、ECサイト構築プラグインWooCommerceの専用テンプレートです。
洗練された海外的なデザインの上に、ECサイトに必要な機能が充実しています。
自由にコンテンツが変更できる設計になっており、商品数の少ない店舗のシンプルなデザインから、規模の大きい店舗まで幅広く対応できます。
小規模店舗から徐々に規模を拡大していく場合にも柔軟に対応できます。
- ショッピングカート「WooCommerce」に対応
- デジタルコンテンツ・ダウンロード販売に特化
- 小規模~大規模ECサイトに対応
- ECサイトに必要な機能が充実
- 洗練された海外的なデザイン
- 集客から購入までの導線を考えた設計
- カスタマイズ性がやや低い
- 記事の装飾機能が少なめ
- 価格が高め
TCDテーマ全体に言えますが、業種やサイトのジャンルに特化して美しいデザインになるよう設計され、簡単にデモ画面のようなサイトを作成できる大きなメリットがある反面、テンプレートと大きく異なるデザインの場合はカスタマイズしにくいというデメリットがあります。
TCD「common」のトップページ(デモサイトで)の全体像を確認
※縦にスクロールできます。
「WooCommerce」との連携で高機能なECサイトを構築できる
WooCommerceとは
WooCommerceは、WordPress用プラグインで、ショッピングカートの世界シェアNo.1です。
海外製ですが、日本語化プラグインも利用でき、日本でも人気があります。
- 無料で利用できる
- ECサイトに必要な機能がそろっている
- 本格的なネットショップが開設できる
- 拡張性がが高い
- ショッピングカート機能
- 商品登録
- 商品ページ作成
- 消費税率の設定
- 配送オプション
- 注文管理機機能
- 関連商品(アップセル・クロスセル表示)
- クーポン利用・管理
- ダウンロード販売
- クレジットカード、銀行振込、PayPal、Stripeなど、主要な決済に対応
- 決済方法の設定
- ユーザー登録・顧客管理機能
- SNSとの連携
基本的な機能だけで上記のような機能がありますが、拡張性が高く、数多くの拡張プラグインがあります。
また、クレジットカードを導入するためには、決済代行業者と契約する必要があります。
デジタルコンテンツのダウンロード販売について
TCD「common」は、WooCommerceの機能であるダウンロード販売を想定して設計されています。
国産のECサイト用プラグインWelcartの場合、ダウンロード販売は、高額な有料プラグインWCEX DLSeller が必要ですが、WooCommerceは標準機能で実装されています。
ダウンロード販売は、商品登録時に設定できます。
その際、ダウンロード回数の制限、ダウンロード有効期限など細かな設定が可能です。
また、デジタルコンテンツを効果的にアピールできる商品ページ構成となっています。
同じTDCテーマのEGO. AnkleもWooCommerceの専用テンプレート(EGO.はWelcartも使用可能)なので、ダウンロード販売ができますが、「common」の方が、ダウンロード販売に特化した機能が充実しています。
「common」の優れた機能・性能の紹介
デザイン性・機能充実のトップページ
3タイプのトップページヘッダー
トップページヘッダーのレイアウトは3タイプから選択できます。
上の画像のような商品スライダー(商品ページと連動)のほか、画像やmp4動画による2種類のコンテンツスライダーがあります。
メガメニュー
グローバルメニューに、画像付きでインパクトのある2種類のメガメニューが利用できます。
以下は商品カテゴリー表示するメガメニューです。
以下はブログ記事を表示するメガメニューです。
ヘッダーメッセージ
サイトの最上部に任意のテキストとリンクを設定できる機能です。
期間限定のキャンペーンや緊急告知などに利用できます。
海外的な洗練されたデザイン
すべてのページが海外的なデザインになっています。
商品ページはシンプルで、写真に訴求力を持たせるような構成になっています。
ダウンロード販売を想定した設計
ダウンロード販売では、写真素材、セミナー動画やPDF等を販売できます。
商品ページには、写真のスライダーだけでなく、動画が表示できます。
商品購入を促進する独自機能が豊富
商品ソート機能を強化。大規模ショップでも対応可能。
common独自の機能として、商品の一覧ページに、人気・価格・レビュー順のソート機能が実装されています。
在庫切れ商品の非表示も対応です。
ランキングページをcommon用に強化
高性能なランキングページが実装されています。
売上順にランキングが自動生成されます。最大50個まで表示可能で、商品カテゴリーごとの順位を出力します。
商品画像のウォーターマーク(透かし)
商品ページ内の画像には、オリジナルのウォーターマーク(透かし)を表示可能です。
サイト内の作品画像をスクショされたり、不正ダウンロードして利用されることを防ぐことができます。
このほか、お気に入り機能 、「おすすめ」「セール」表示などの機能もあります。
3タイプのページレイアウト
ページレイアウトは、サイドバー右配置、左配置、サイトバーなしの3タイプを選択できます。
ランディングページ(LP)作成機能
機能性の高いLP作成機能がついています。
美しいデザインのLPページを作成できます。
ヘッダー・フッター・メニューを付けたり、非表示にしたりと、自由度の高いページが作成でき、用途に合わせてカスタマイズできます。
他にも以下のような機能があります。
- カスタム投稿タイプ「お知らせ」
- ホバーエフェクト設定(ズーム・スライド・フェード)
- CTA(フッター、記事本文直下)
- ローディング(ロゴ・キャッチフレーズ・アニメーション)
TCD「common」を採用したサイト事例
TCD「common」の価格が高すぎるという方は
TCD「common」は、小規模なECサイトから大規模なECサイトまで対応できるので、サイトの規模に関わらず、また、サイトの規模を拡大していく方にもおすすめです。
ただ、一般的なWordPressテーマの価格と比べると高いと感じる方も多いと思います。
実際、WordPressテーマは1~2万円台の価格帯ものが多いです。
しかし、これだけの機能やデザイン性があることや、ECサイトの制作を専門業者に依頼するとかなり高額になることを考えると、かなりリーズナブルな価格だと思います。
小・中規模サイトなので費用を抑えたいという方は
ECサイトが小・中規模なので、テーマの費用を抑えて運営したいという方には、同じTCDテーマの「Ankle」(21,780円・税込)がおすすめです。
「common」と同様、WooCommerceに対応しています。
EGO.と比較して、機能は少なく、コンパクトな印象ですが、小・中規模なECサイトが構築できます。
まとめ
ECサイトの構築は、商品の購入プロセスが絡むので、一般的なコーポレイトサイトやブログなどと比べると、難しい面も多いです。
TCD「common」は、ECサイト向けの機能が豊富で、比較的容易にECサイトを構築することができます。
また、デジタルコンテンツに特化した珍しいテーマなので、特にダウンロード販売を行う方にはイチオシのテーマです。
専門の制作会社に依頼せず、自前でサイトを構築できるので、大幅な費用削減もできます。