「WooCommerce」に対応した、ECサイト向けおすすめのWordPress国産テーマをご紹介します。
「WooCommerce」はショッピングカート用の世界シェアNo.1プラグインです。
簡単、低コストでECサイトが構築できます。
多機能で拡張性も高く、日本国内でも多くのECサイトで使われています。
ここでは、WooCommerceの特長と、このプラグインに対応したおすすめテーマの特長、メリット、デメリット等についてお伝えします。
国産のプラグインWelcartに対応したテーマについてはこちらの記事をご覧ください。
「WooCommerce+WordPress」のメリット
WordPressとWooCommerceの組み合わせは、ECサイトを構築する上で、以下のようなメリットがあります。
- 世界的なCMSツール WordPressの強みを活かし、SEOに強いネットショップを作ることができる。
- 対応テーマを使うことで、キレイなデザイン、機能性に富んだサイトを簡単に構築できる
- 低コストでECサイトをつくることができる
「WooCommerce」とは
「WooCommerce」の概要
WooCommerceは、WordPress用プラグインで、ショッピングカートの世界シェアNo.1です。
海外製ですが、日本語化プラグインも利用でき、日本でも人気があります。
- 無料で利用できるプラグイン
- ECサイトに必要な機能がそろっている
- 本格的なネットショップが開設できる
- 拡張性が高い
- ショッピングカート機能
- 商品登録
- 商品ページ作成
- 消費税率の設定
- 配送オプション
- 注文管理機能
- 関連商品(アップセル・クロスセル表示)
- レビュー機能
- クーポン利用・管理
- ダウンロード販売
- PayPal、Stripeなど主要な決済サービスに対応
- 決済方法の設定
- ユーザー登録・顧客管理機能
- SNSとの連携
基本的な機能だけで上記のような機能がありますが、拡張性が高く、数多くの拡張プラグインがあります。
また、クレジットカードを導入するためには、決済代行業者と契約する必要があります。
「WooCommerce」の注目ポイント
WooCommerceの機能の中から注目ポイントをお伝えします。
商品関連の機能が充実
商品登録では、色やサイズなどバリエーションに対応しているほか、在庫管理、SKU対応機能もあります。
また、送料区分を設定して、商品ごとに重さや大きさによる送料指定、セール販売も可能(期間設定も可能)です。
ほかに、商品のレビュー機能、関連商品表示、アップセル・クロスセル表示機能など、商品の購入を促すための機能も豊富です。
※アップセル
現在購入している商品やサービスよりも上位モデルの商品を購入するように提案する営業手法
※クロスセル
現在購入している商品と合わせて関連商品やサービスを提案する、すなわち「セット販売」を促す営業手法
主要な決済サービスに対応
WooCommerceは、Stripe、PayPal、Squareなど、主要な決済サービスに対応しており、連携することでクレジットカード決済等を導入することができます。
各決済サービスの専用プラグインをインストールするとWooCommerceに導入できます。
設定も比較的簡単で導入しやすいです。
例えば、Stripeを導入すると、クレジットカード、銀行振込、Apple Pay、Google Payなどの電子マネー、コンビニ決済を利用することができます。
Stripeの手数料は、決済成立ごとに3.6%です。
ネットショップが作成できるサービス「BASE」は、決済手数料3,6%+40円+サービス利用料3.0%なので、これと比べると、手数料は安いです。
ダウンロード販売ができる
WooCommerceではダウンロード商品の販売も可能です。
お客様は購入後、支払い完了画面やマイアカウントページ、支払い完了時に届くEメールのリンクから商品をダウンロードすることができます。
WooCommerceでは標準機能ですが、Welcartでは、ダウンロード販売を行うには、有料プラグインの購入が必要です。
ユーザーが自分のアカウントページを作成できる
WooCommerceには、ユーザー登録・顧客管理機能があり、ユーザーが自分でアカウント登録をすることができます。
マイアカウントページでは、過去の購入履歴の閲覧、決済方法の登録、購入したデジタル商品をダウンロードすることができます。
クーポン設定機機能
WooCommerceには、独自のクーポンを発行できる機能が搭載されています。
一般的なクーポンから、送料が無料になるもの、利用制限(期間や数)を指定したり、一定の購入金額以上から使えるようになるクーポンなども簡単に発行できます。
WooCommerceに対応しているWordpressテーマ
「WooCommerce」は無料で使用でき、WordPressにインストール可能ですが、対応テーマでないと、プラグインとの互換性の問題でサイトが問題が起きたり、レイアウトやデザインの関係でうまく表示できない場合が多いです。
ここでは、「WooCommerce」対応のテーマを提供している主なWordpressシリーズや無料テーマについてご紹介します。
TCDシリーズ
TCDはWordPressテーマの累計ユーザー数10万人以上、国内シェアNo. 1のブランドで、業種やジャンル別に特化した80種類ものテーマを提供しています。
ECサイトにも注力しており、ECサイト向け5テーマをリリースしています。
シリーズ名 | TCD |
ECサイト向けテーマの価格帯 | 19,800~43,800円(税込) |
Woocommerce対応テーマ | EGO. など5テーマ(この記事で各テーマを紹介しています) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
DigiPressシリーズ
DigiPressシリーズは、洗練されたデザインの上、多機能で、リーズナブルな価格のWordPressテーマです。
WooCommerceはテーマ本体だけでは対応しておらず、専用プラグインが必要です。
DigiPress テーマのデザインに合わせて違和感なく自動でスタイリング(標準化)するためのプラグインです。
また、注意点として、購入はライセンス単位で、1ライセンスだけだと複数サイトに利用することはできません。
シリーズ名 | DigiPress |
ECサイト向けテーマの価格帯 | 1ライセンス 7,290~11,899円(税込) WooCommerceを利用するためには、有料プラグインWooCommerce Styler(1サイト6,480円/年・機能制限のある無料版もあり)が必要 |
Woocommerce対応テーマ | Geniqueなど11テーマ |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行にはクライアントライセンスが必要 |
Snow Monkey
Snow Monkeyは、コーポレイトサイト作成に適した人気テーマです。
購入は年払いのサブスクリプション制です。
シンプルなデザインで、カスタマイズ性が高く、幅広いジャンルに利用できます。
ただ、自由度が高い分、カスタマイズするためには、ある程度の知識が必要だと思います。
テーマ名 | Snow Monkey |
価格 | 年額 15,000円(税込) ※有料アドオンの無料ダウンロードができるプロ版・年額 50,000円(税込)もあり |
購入 | サブスクリプション |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 |
無料のWordPressテーマ
英語版であれば、WordPress公式テーマにWooCommerce対応、ECサイト向けの無料テーマは数多くあります。
英語版のECサイト向け無料テーマは、ネット上の情報も少なく、ある程度、WordPressやWooCommerceの知識がある方でないと、扱うのは難しいと思います。
無料のWooCommerce対応テーマ例
「WooCommerce」対応のおすすめ国産WordPressテーマ
ECサイト用WordPressテーマは、日本語マニュアルが充実している国産テーマがおすすめです。
その上で、WooCommerce対応のデザイン、機能面が充実している、おすすめのTCDシリーズの5テーマをご紹介します。
価格は、一般的な有料WordPressテーマと比べて高めですが、これだけの機能やデザイン性があることや、ECサイトの制作を専門業者に依頼するとかなり高額になることを考えると、かなりリーズナブルな価格だと思います。
ネットショップ向けおすすめテーマ一一覧
テーマ名 | 特長 | 向いているジャンル例 | 価格 |
---|---|---|---|
EGO. | 小規模~大規模ECショップでも活用可能 | アパレル・セレクトショップ・インテリア・家具・スポーツ用品など | 43,780円(税込) |
Ankle | 小・中規模向けネットショップ向け | 雑貨・アクセサリー・ギフトなど | 21,780円(税込) |
common | デジタルコンテンツ販売向け | デジタルコンテンツ(写真・イラスト・セミナー・レッスン動画など) | 48,180円(税込) |
BASARA | 和・日本をテーマにしたネットショップ向け | 和菓子・日本酒・和食器・呉服・和楽器・日本画・書道作品 | 43,780円(税込) |
RIKYU | 小規模~大規模、幅広いジャンルで活用可能 | 物販(あらゆる業種) | 49,500(税込) |
EGO. (TCD079) ~WooCommerceとWelcartの2大カートに対応
TCD「EGO. 」は、ECサイトに特化したTCDのWordPressテーマです。
スタイリッシュなデザインの上に、使いやすい機能が盛りだくさんです。
ネットショップ構築プラグインWooCommerceとWelcartの両方に対応しています。
自由にコンテンツが変更できる設計になっており、規模の大きい店舗だけではなく、商品数の少ない店舗のシンプルなデザインにも対応できます。
- ショッピングカートプラグインWooCommerceとWelcartの両方に対応
- 洗練されたデザイン
- 直感的操作で記事が作成できるページビルダー機能
- モーダルウィンドウ、CTA、ABテスト等のマーケティングツールを実装
- ランディングページを簡単に作成できる機能
- 売上を上げるために必要な導線に配慮した設計
- 豊富なオリジナルウィジェット
など
名称 | ワードプレステーマ「EGO.」(TCD79) |
価格 | 43,780円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
Ankle(TCD092)~初心者でも手軽にネットショップ構築
TCD「Ankle」は、おしゃれなWordPressテーマを多数販売しているTCDのWordPressテーマです。
WooCommerce専用のデザインテンプレートで、初心者でも簡単に本格的なネットショップが作成できます。
スタイリッシュなデザインで、アクセサリー・コスメ・雑貨・家具など、ライフスタイルを彩るグッズを出品するのに向いています。
- 洗練されたデザイン
- 様々な用途のショップが開設できるよう、3タイプのトップページを用意
- 商品購入や会員登録、購入後の挙動に合わせて設計されたスマホデザイン
- ランディングページを簡単に作成できる機能
- マーケティング機能(各CTA)
- 管理画面の多言語対応(日本語、英語)
など
名称 | ワードプレステーマ「Ankle」(TCD92) |
価格 | 21,780円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
common (TCD097)~デジタルコンテンツ販売に特化した新テーマ
TCD「common」は、デジタルコンテンツ販売(ダウンロード販売)に特化した、新しいWordPressテーマです。
高いデザイン性とカスタマイズ性のある売り上げアップのための工夫が凝らされています。
大規模なネットショップに対応できるテーマで、商品点数が多くても、過去の商品が埋もれないように動線が設計されています。
- 商品画像にウォーターマーク(透かし)を追加できる
- スライダー機能のある3タイプのトップページヘッダー
- 3タイプのページレイアウト
- サンプル動画などで商品をPRできる
- 商品ページへの導線を工夫できる
- ブログメディアとして集客できる
- 小規模〜大規模サイトまで柔軟に対応できる
名称 | ワードプレステーマ「common」(TCD97) |
価格 | 48,180円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
BASARA (TCD100)~和の美しいネットショップ
TCD「BASARA」は和・日本をテーマにしたWooCommerce用の新しいWordPressテーマです。
日本語がもっとも美しく見えるとされる「縦書き」にも対応。禅の雰囲気を表現したレイアウトとなっています。
ネットショップの機能も充実。「店舗サイトの中にあるネットショップ」という位置付けになっています。
- 静止画スライダー、動画、Youtube対応のヘッダー3タイプ
- 縦書きにも対応
- 専門知識がなくても設定可能な独自テーマオプション
- 売上数・評価順対応のランキングページ
- カテゴリー・目的・人気順など高度検索対応の商品一覧
- 高機能なランディングページ制作機能
- レビュー投稿対応
- カスタム投稿タイプ「お知らせ」
名称 | ワードプレステーマ「BASARA」(TCD100) |
価格 | 43,780円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
RIKYU(TCD104)~あらゆるジャンル、規模で美しいサイトを構築
TCD「RIKYU」(利休)は、事業の規模を問わず、美しいサイトが構築できるWooCommerce用の新しいWordPressテーマです。
RIKYU(利休)という名前で公式サイトは、和風の印象を受けますが、和洋問わず様々なジャンルで活用できます。
小さなショップから年商数十億円規模の大きなECまで対応でき、公式のデモサイトでは、大・中・小規模のサイトが公開されています。
WooCommerceプラグインを有効化していない状態では、ヘッダーメニューの形状が変わり、商品関連の機能が無効化。シンプルなブログサイトを運営可能です。
そのため、シンプルなブログ運営をはじめて、途中から物販を始めることも可能です。
- 小さなショップから年商数十億円規模の大きなECまで対応可能
- 様々なボリュームに対応できる商品ページ
- レビュー投稿対応
- 売上数・金額・評価順対応の高機能ランキングページ
- 3種類のホバーエフェクト設定(ズーム・スライド・フェード)
- ローディング機能(ロゴ・キャッチフレーズ・アニメーション)
- 手順番号付き管理画面
名称 | ワードプレステーマ「RIKYU」(TCD104) |
価格 | 49,500円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
WooCommerce対応 おすすめWordPressテーマ まとめ
「WordPressテーマ+WooCommerce」は、本格的なECサイトを低コストで構築するためのおすすめの組み合わせです。
WooCommerceプラグインは、使っている方も多いので、ネット上の情報も多いです。
ただ、ECサイト用の設定項目が多く、一般的なサイトを作成するより手間がかかるので、テーマ選びは重要です。
目指すECサイトに必要なデザインや機能を考慮して、テーマを検討しましょう。
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