ネットショップ(ECサイト)にコストをかけずに決済サービスを導入したい。
手軽なオンライン決済で売上を増やしたい。
このような希望のある方には、認知度が高く安心感のあるPayPal、Square、Stripeの3大オンライン決済サービスがおすすめですが、どれを選んだらよいか迷うと思います。
ここでは、3大オンライン決済サービスを比較してみました。
・洗練されたデザイン
・WooCommerce専用デザインテンプレートで簡単作成
・3タイプのトップページで様々な用途のショップに対応
各サービスの概要
3つのサービスはどれも世界中で認知度が高く、ユーザー数も多いサービスです。
セキュリティ対策もしっかりしており、安心して利用できます。
PayPal(ペイパル)
「PayPal」は1998年に設立された米シリコンバレーの企業です。日本を含む国際部門の拠点はシンガポール法人です。
世界で3億以上のユーザーが利用し、2,400万以上のビジネスで導入されています。
Square(スクエア)
「Square」は、Twitter社の創業者で現CEOである「ジャック・ドーシー」が開発したモバイル決算サービス。
日本には2013年に三井住友フィナンシャルグループと提携して日本に進出しました。
Stripe(ストライプ)
「Stripe」は2011年に開始されたオンライン決済サービス。本社をアメリカ・サンフランシスコに置き、日本を含む世界14カ国に事業所を展開するグローバル企業です。
GoogleやAmazon、Uberなど誰もが知る大手企業から新たなビジネスを展開するスタートアップ企業まで、100万を超える企業で導入されています。
3つのサービスを比較
3つのサービスを比較してみました。
paypal | Square | stripe | |
初期費用 | 0 | 0 | 0 |
月額手数料 | 0 | 0 | 0 |
決済手数料 |
●30万円以下:
|
●対面販売の場合:3.25% ●非対面販売の場合:3.75% ●オンラインチェックアウト、eコマースAPIの場合:3.6% ●オンラインチェックアウト(サブスクリプション):3.75% ※JCBはすべて3.95% |
3.60% |
売上金の出金手数料 | ●5万円未満:250円 ●5万円以上:無料 |
無料 | 無料 |
オンライン決済可能なクレジットカード種別 | VISA、Mastercard、American Express、 JCB、Diners Club、Discover |
VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover | VISA、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover |
入金スケジュール | 最短3日(ご利用の銀行により異なる) | 毎週 | 最短翌日(三井住友・みずほ銀行指定の場合) その他は毎週 |
銀行決済対応 | 可 | ー | 可 |
オフライン(店舗・飲食店等)対応 | ー | 可 | ー |
結局どのサービスがおすすめか
コスト
どのサービスも基本サービスだけなら初期費用、月額費用ともに無料で利用できます。
気になる決済手数料は、少額のオンライン決済ならばSquareとStripeが3.6%と安いです。
Stripeは一律3.6%で、Squareはケースによって変わりますが、ネット販売によく使われるオンラインチェックアウトで3.6%。PayPalも3.6%ですが、1件ごとに40円加算されます。
また、Squareはサブスクリプションの場合、3.75%と高くなり、対面販売の場合は3.25%と安くなります。
導入の手軽さ
WEBサイト上でのオンライン決済は、3つのサービスとも簡単に導入できます。
特に、PayPal、Squareは、プラグイン等を使わずに、初心者でも簡単に決済ボタンを設置できるツールが用意されています。
PayPalは「決済ボタン」、Squareは「オンラインチェックアウト」の名称で、HTMLベースですが手順に従って、コピペで決済ボタンを設置できます。
Stripeも「Stripe Checkout」というツールがありますが、先の2つのツールと比べると少し難易度が高いです。しかし、ワードプレスサイトならばプラグインの導入などで比較的簡単に設定できます。
PayPal「決済ボタン」についてはこちらをご覧ください。
Square「オンラインチェックアウト」についてはこちらをご覧ください。
リアル店舗での決済
費用はかかりますが、Squareは、カードリーダーやPOSレジなど実店舗での決済可能なシステムも利用できます。
リアル店舗での決済ならSquareがよいでしょう。
禁止業種に注意
サービスによって、禁止業種があります。
特にStripeは無形サービスの禁止業種が多いので注意が必要です。
論文作成、購入代行、パソコンの技術サポートなど無形商品と役務販売の禁止業種が多いので、利用検討の際にはチェックしましょう。
Stripeの禁止業種は以下に掲載されています。
禁止業種(Stripeオフィシャルサイト)
PayPalとSquareの禁止業種はこちらをご覧ください。
PayPal利用規定ポリシー
Squareの利用と特定商取引に関する法律について
Squareの無形商品の販売については以下が参考になります。
Square オンラインビジネスで無形商品を販売する
まとめ
3つのサービス内容は似ていますが、Squareはリアル店舗に対応しているのが大きな特徴です。
また、Stripeは禁止業種が多いので注意が必要です。
後は細かな部分で一長一短がありますので、ショップの規模や商品の形態等に応じて選びましょう。