「Welcart」に対応した、ECサイト(ネットショップ)向けおすすめのWordPress国産テーマをご紹介します。
「Welcart」はショッピングカート用のWordPressプラグイン。簡単、低コストでECサイトが構築でき、日本国内でも多くのECサイトで使われています。
ここでは、Welcartの特長と、Welcartに対応したおすすめWordPressテーマの特長、メリット、デメリット等についてお伝えします。
世界シェアNo.1プラグインWooCommerceに対応したテーマについてはこちらの記事をご覧ください。
「Welcart+WordPress」のメリット
WordPressとWelcartの組み合わせは、ECサイトを構築する上で、以下のようなメリットがあります。
- 世界的なCMSツール WordPressの強みを活かし、SEOに強いネットショップを作ることができる。
- 対応テーマを使うことで、キレイなデザイン、機能性に富んだサイトを簡単に構築できる
- 低コストでECサイトをつくることができる
「Welcart」とは
「Welcart」の概要
Welcartは、日本発のWordPress専用のショッピングカート用プラグインとして2009年にリリースし、国内ECプラグインシェアNo.1。日本語に対応しています。
日本製のプラグインなので、日本の商慣習になじみやすく、日本語マニュアルも充実しています。
ショップのデザインに制限がなく自由度も高いため、非常に人気があり多くのサイトに採用されています。
- 無料で利用できるプラグイン
- ECサイトに必要な機能がそろっている
- 本格的なネットショップが開設できる
- クレジット決済対応
国内15社のクレジット決済サービスが、モジュールの組み込みなしで利用できる。
ただし、決済代行会社との契約が必要。 - 商品管理
商品名や商品説明、通常価格、売価、オプションなどが登録できる。商品一覧リストもある。 - 在庫(SKU)管理
1つの商品で複数のSKUの設定可能。SKU ごとに価格、在庫情報を登録・管理できる。 - 受注管理
入者情報、発送先、支払い状況などが管理できる。ステータス変更や管理メール(入金確認、発送等)の送信も可能。 - 会員管理
会員情報、購入履歴情報など
以下は、有料の拡張プラグインが必要
- クーポン発行
- ダウンロード&サービス販売
- 定期購入
- 複数配送ギフト機能
- 自動継続課金
Welcartで利用できる決済サービス
PayPal、Amazon Pay、WelcartPay(ソニーペイメントサービス)、SBペイメントサービス、クロネコwebコレクト、SBペイメントサービスなど
利用者が多く、設定が比較的容易にできるPayPalと連携すれば、クレジットカード決済は無料で導入できます。ただ、定期支払いは、有料プラグインが必要です。
「Welcart」に対応しているWordpressテーマ
「Welcart」は無料で使用でき、WordPressにインストール可能ですが、対応テーマでないと、プラグインとの互換性の問題でサイトが問題が起きたり、レイアウトやデザインの関係でうまく表示できない場合が多いです。
ここでは、「Welcart」対応のテーマを提供している主なWordpressシリーズについてご紹介します。
TCDシリーズ
TCDはWordPressテーマの累計ユーザー数10万人以上、国内シェアNo. 1のブランドで、業種やジャンル別に特化した80種類ものテーマを提供しています。
ECサイトにも注力しており、ECサイト向け5テーマをリリースしています。
シリーズ名 | TCD |
ECサイト向けテーマの価格帯 | 19,800~39,800円(税込) |
Welcart対応テーマ | TCD「EGO. 」など3テーマ(この記事で各テーマを紹介しています) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
Welcartシリーズ
ECサイト構築のためのプラグイン「Welcart」の開発会社が提供している、ネットショップ構築のためのWordPressテーマです。Welcart向けに最適化されています。
Welcart Basicという無料テーマがありますが、シンプルなデザイン、機能で、カスタマイズのベースとして提供されています。
シリーズ名 | Welcart |
ECサイト向けテーマの価格帯 | 無料~41,800円(税込) |
主なECサイト向けテーマ | Welcart Simple Plusなど11テーマ ※うち6テーマは子テーマ形式(Welcart Basic+子テーマ) |
対応プラグイン | Welcart |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 |
おすすめのネットショップ向けWordPressテーマ3選
ECサイト用WordPressテーマの中で、Welcart対応のデザイン、機能面がとても充実しており、おすすめのTCDシリーズの3テーマをご紹介します。
価格は、一般的な有料WordPressテーマと比べて高めですが、これだけの機能やデザイン性があることや、ECサイトの制作を専門業者に依頼するとかなり高額になることを考えると、かなりリーズナブルな価格だと思います。
ネットショップ向けおすすめテーマ一一覧
テーマ名 | 特長 | 価格 |
---|---|---|
EGO. | 小規模~大規模ECショップでも活用可能 | 43,780円(税込) |
GLAMOUR | 小規模~大規模ECショップでも活用可能 | 43,780円(税込) |
ICONIC | ミニマルに統一された美しいデザイン | 43,780円(税込) |
EGO. (TCD079) ~WooCommerceとWelcartの2大カートに対応
TCD「EGO. 」は、ネットショップに特化したTCDのWordPressテーマです。
スタイリッシュなデザインの上に、使いやすい機能が盛りだくさんです。
ネットショップ構築プラグインWooCommerceにも対応しています。
自由にコンテンツが変更できる設計になっており、規模の大きい店舗だけではなく、商品数の少ない店舗のシンプルなデザインにも対応できます。
- ショッピングカートプラグインWelcartとWooCommerceの両方に対応
- 洗練されたデザイン
- 直感的操作で記事が作成できるページビルダー機能
- モーダルウィンドウ、CTA、ABテスト等のマーケティングツールを実装
- ランディングページを簡単に作成できる機能
- 売上を上げるために必要な導線に配慮した設計
- 豊富なオリジナルウィジェット
など
名称 | ワードプレステーマ「EGO.」(TCD79) |
価格 | 43,780円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
GLAMOUR (TCD073)~EC機能付きのWebメディア
TCD「GLAMOUR」は、TCDのECサイト向けWordPressテーマです。
「マガジン系ECテーマ」と謳っており、EC機能付きのWebメディアというイメージです。
商品数・ページ数が多いポータルサイト型のネットショップも構築できます。
スタイリッシュで商品を魅力的に見せるための工夫が随所にあります。
- 自由度の高いトップページ構成を可能にするコンテンツビルダー機能
- 直感的操作で記事が作成できるページビルダー機能
- 商品に限らず、ブログや特集記事といった任意のコンテンツを表示できる分割スライダー搭載
- 豊富なオリジナルウィジェット
- アーカイブページや詳細ページでの表示/非表示が細かく設定できる
など
名称 | ワードプレステーマ「GLAMOUR」(TCD73) |
価格 | 43,780円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
ICONIC (TCD062)~ミニマルに統一された美しいデザイン
TCD「ICONIC」は、TCDシリーズの一番最初のネットショップテーマです。
ミニマルに統一された美しいデザイン。幅広い業種に対応できる汎用性があり、使いやすいテーマです。
※ミニマルデザインとは
余分な装飾や要素を抑えて、必要最低限の要素で構成するデザインがより効果的であるという考え方に基づくWebデザインのスタイル。
- 自由度の高いトップヘッダースライダー
- アイテム用のカルーセルスライダー
- 自由度の高いトップページ構成を可能にするコンテンツビルダー
- 商品ページへの導線となるメガメニュー機能
- 直感的操作で記事が作成できるページビルダー機能
- 見やすい商品一覧、商品に辿り着くまでの導線
- 豊富なオリジナルウィジェット
など
名称 | ワードプレステーマ「ICONIC」(TCD62) |
価格 | 43,780円(税込) |
購入 | 買い切り |
ライセンス | 複数のサイトで使用可能 / 制作代行には特別ライセンス契約が必要 |
まとめ
「WordPressテーマ+Welcart」は、本格的なECサイトを低コストで構築するためのおすすめの組み合わせです。
ただ、ECサイト用の設定項目が多く、一般的なサイトを作成するより手間がかかるので、テーマ選びは重要です。
目指すECサイトに必要なデザインや機能を考慮して、テーマを検討しましょう。
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