2024年11月現在のWordPressの有名・人気テーマのブロックエディター(Gutenberg)対応状況をまとめました。
ブロックエディターは、2018年12月6日、WordPress 5.0から標準搭載された新しいエディターです。
4年以上経過し、多くの有名テーマ、人気テーマはそれぞれブロックエディターへの対応を進めてきました。
ただ、現在でも対応の遅れているテーマもあり、テーマを選ぶ上でチェックが必要です。
ブロックエディターへの対応~各テーマの差について
ブロックエディターは、旧エディター(クラシックエディター)から大きく仕組みが変わりました。
そのため、それまでクラシックエディターで開発を続けてきたテーマは対応に大きなコストと労力が必要で、ブロックエディター標準搭載後しばらくの間、テーマによって差が大きかったです。
ブロックエディター標準搭載後の2019年にリリースしたSWELLのように、初めからブロックエディターを基本に開発されたテーマもあります。
その後、4年以上経過した現在は、有名テーマ、人気テーマの多くがブロックエディターに対応していますが、一部、対応が遅れているテーマもあります。
また、シリーズとして多数のテーマをリリースしている場合、最新のテーマのみが対応しているといったケースもあります。
有名・人気テーマのブロックエディター(Gutenberg)対応状況一覧
対応が進んでいるテーマ
- SWELL(スウェル)
- GOLD BLOG(ゴールドブログ)
- Affinger6(アフィンガー6)※
- JIN:R(ジン アール)
- SANGO(サンゴ)※
- Emanonシリーズ※
- LIQUID PRESSシリーズ※
- SnowMonkey(スノーモンキー)※
- Cocoon(コクーン)
- Luxeritas(ルクセリタス)
- Lightning(ライトニング)※
※はプラグインを入れて対応
シリーズの一部が対応しているテーマ
- OPENCAGEシリーズ(STORK19のみ)
- isotypeシリーズ(Readableなど4テーマ)
対応が遅れているテーマ
- TCDテーマ
- Diver(ダイバー)
- THE THOR(ザ・トール)
以下、それぞれのテーマについて解説します。
ブロックエディターへの対応が進んでいるWordPressテーマ
SWELL(スウェル)
SWELLは使いやすく、欠点が少ないテーマとして人気が高く、国内のWordPressテーマでシェアNo.1となっています。(2024年1月・マニュオン調べ)
比較的新しく、ブロックエディター完全対応のテーマとしてリリースしています。
ブロックエディターが非常に使いやすく、効率的に記事を作成できます。
最近では、他の多くのテーマもブロックエディターへの対応を本格化させていますが、SWELLは最初から完全対応テーマとしてリリースされ、ブロックエディターの使いやすさが抜きんでていたと思います。
その後もユーザー目線で、継続的に改良を重ねており、更に使いやすくなっています。
当サイトでもSWELLを使用しています。
価格:17,600円(税込)
- キャプション付きブロック
- 関連記事ブロック
- ふきだしブロック
- SWELLボタンブロック
- FAQブロック
- アコーディオンブロック
- ステップブロック(タイムライン)
- バナーリンクブロック
- 説明リストブロック
- ABテストブロック
- 投稿リストブロック
- フルワイドブロック
- 広告タグブロック
- ブログパーツブロック
エディター拡張機能
- ブロックツールバーの拡張機能
文字サイズの調整やマーカーなどのテキスト装飾、独自のブロックコントロール、ボタン位置のカスタマイズ機能など - WordPress標準ブロックの拡張機能
段落ブロック、リストブロック、表ブロック、グループブロック、カラムブロック等のスタイル拡張など
GOLD BLOG(ゴールドブログ)
GOLD BLOG(ゴールドブログ)は、人気テーマ「ザ・トール」を提供しているフィット株式会社による新しいWordPressテーマです。
ゴールドブログは、同社は、今後続々とリリースを予定しているゴールドテーマシリーズの第一弾で、ブロックエディター完全対応しています。
WordPressテーマ全体としては値上がり傾向の中、1万円以下という低価格ですが、デザイン性の高さと驚くほどの機能性を兼ね備えています。
特にブロックパーツのスタイルの種類は圧倒的に多いです。
「ザ・トール」はブロックエディターへの対応が遅れていたので、満を持してのリリースと言えると思います。
「ザ・トール」のデザイン性や機能性の高さ、高速表示性能等を受け継いでいる印象です。
価格:9,900円(税込)
- アコーディオンブロック
- ステップ
- ボックス
- 期間限定表示
- ユーザー限定表示
- FAQブロック
- メッセージ
- タイトルボックス
- 引用ボックス
- ブログカード
エディター拡張機能
- ブロックツールバーの拡張機能
最少横幅、表示位置、余白、アイコン挿入、便利ショートコード挿入、ハイライト装飾機能など - ブロック設定画面の拡張機能
スタイルカラー、スタイルアイコン、ブロックシャドウ、ブロック上の余白などをサイドバーの設定からワンタッチで変更できる
Affinger6(アフィンガー6)
AFFINGER6は、機能が豊富で、細かな設定項目が多く、カスタマイズ性が高いテーマで、アフィリエイター、ブロガーに根強い人気があります。
優れたテーマですが、追加機能のための有料プラグインが多く、追加すると、高額になってしまう場合があります。
AFFINGER5では、クラシックエディターが推奨されていましたが、後継となるAFFINGER6ではブロックエディターの対応が強化され、専用の無料プラグイン「Gutenbergプラグイン2」が提供されています。
価格:14,800円(税込)
- カテゴリ一覧ブロック
- タグ一覧ブロック(アップグレード版「EX版」のみ)
- スライドブロック
- 記事一覧(ID)ブロック
- 会話ふきだしブロック
- カスタムボタンブロック
- マイボックスブロック
- 見出し付きフリーボックス
- メモブロック
- バナー風ボックスブロック
- タブブロック
エディター拡張機能
文字サイズの調整やマーカーなどのテキスト装飾、段落ブロックとグループブロックのスタイル拡張など
JIN:R(ジン アール)
JIN:Rは、アフィリエイターの ひつじさんが開発した人気テーマ「JIN」の後継テーマで、柔らかく、おしゃれなデザインが特長。
ブロックエディターに最適化され、デザイン面の機能も大幅に強化されています。
価格:19,800円(税込)
- 見出し
- ボタン
- 囲い枠
- 会話
- アイコン
- トグル
- Q&A
- 記事一覧
- スター
- セクション
- アイコンボックス
エディター拡張機能
文字サイズの調整、マーカー、ブロック間の余白調整、オリジナルアイコン挿入など
また、ブロックの組み合わせなどのテンプレートを呼び出すことができる「デザイン見本帳」という機能もあります。
SANGO(サンゴ)
SANGOは、Google推奨のマテリアルデザインを採用していて、心地の良いデザインが魅力。
当初、ブロックエディター対応が遅れ気味でしたが、現在は完全対応となっています。
ブロックエディター関係の機能やスタイルは、「SANGO Blocks」という専用プラグインを使います。
価格:14,800円(税込)
- 見出しブロック
- ボックス・ブロック
- アコーディオン・ブロック
- タイムライン・ブロック
- 吹き出しブロック
- 投稿一覧ブロック
- タブブロック
- レビューボックスブロック
- 参考ブロック
- 関連ブロック
- メッセージブロック
- ボックスブロック
- ボタンブロック
- リストブロック
- 線ブロック
- ヒーローブロック
- スライダーブロック
- 条件ブロック
- FAQブロック
- コードボックスブロック
- フル背景ブロック
エディター拡張機能
- WordPress標準ブロックの拡張機能
画像ブロック、テーブルブロック、グループブロック、ボタンなどのWordPress本体のブロックにオリジナルのスタイルを追加 - ブロックツールバーの拡張機能
蛍光ペンやラベル装飾、フォントサイズなどの文字装飾機能、余白設定、評価スター、リンクボタンなどを追加
Emanonシリーズ
Emanonシリーズは、企業サイトやビジネスサイト、オウンドメディア向けのテーマで、Web集客機能を搭載しています。
無料テーマ1つと3種類の有料テーマがあります。
ブロックエディターは、「Emanon Blocks」という有料プラグイン(税込3,680円)をインストールして対応するかたちです。
価格
・Emanon Premium:27,800円(税込)
・Emanon Business:12,800円(税込)
・Emanon Pro:9,800円(税込)
追加ブロック
- アコーディオン:開閉式のブロック
- バナー:画像バナーを配置できるブロック
- ボックス:見出し(アイコン)がある囲み枠
- ボタン:Emanon Pro(Emanon Business)のデザインに合わせたリンク付きのボタン。
- ボタン[Premium]:高機能なボタンブロック
- FAQs:よくある質問と回答を表示するブロック
- 見出し[Emanon]:高機能な見出しブロック
- アイコン:アイコンを配置できるデザイン用のブロック
- アイコンリスト:アイコン付きのリスト
- Noバルーン:数字を表示できるデザイン用のブロック
- リンクカード:カード形式のリンク
- メニューリスト:商品と料金をリスト形式で表示
- パネル:枠線を表示できるデザイン用のブロック
- 料金テーブル:料金表を表示するブロック
- プロフィールカード:プロフィールを表示するブロック
- 吹き出し:顔写真と吹き出し(セリフ)を表示するブロック
- ステップ:ステップ(数値)を表示するブロック
- スターレーティング:星のアイコンで評価を表示するブロック
- トライアングル:三角形を表示できるデザイン用のブロック
- 口コミ:お客様の口コミを表示するブロック
- タイムライン:時系列を表示するブロック
- 2カラム:2カラムのデザイン用のブロック
- 背景[セクション]:全幅で背景色を配置できるデザイン用のブロック
- 区切り[セクション]:全幅で区切りを配置できるデザイン用のブロック
- ブロークングリット[セクション]:崩したレイアウトが可能な2カラムのデザイン用のブロック
エディター拡張機能
- WordPress標準ブロックのスタイル拡張
画像ブロックや段落ブロック、リストブロック、区切りブロック、カラムブロック、グループブロックなどのWordPress本体のブロックにオリジナルのスタイルを追加 - 文字装飾機能
アンダーラインやマーカー、改行指定、文字サイズ(スマホ・タブレット)、文字フォント、注釈などの文字装飾ボタンをツールバーに追加
LIQUID PRESSシリーズ
LIQUID PRESSは、日本では数少ないWordPress公式有料サポートテーマに選ばれています。
シンプルなデザインをベースに、使いやすく、直観的にサイトを構築できるテーマです。
無料テーマ1つと7種類の有料テーマがあります。
LIQUID PRESS プレミアムテーマ(有料版)がブロックスタイルに対応しています。(無料版でもブロックスタイルの一部は利用できます)
有料テーマの価格:MAGAZINEなど7種類:各16,280円(税込)
LIQUID PRESS プレミアムテーマ(有料版)で利用可能
- 段落
- 見出し
- リスト
- カラム
- ギャラリー
- 引用
- ボタン
- 区切り
- テーブル
- コード
また、LIQUID PRESSでは、以下のようなブロックエディター向けのプラグイン(無料)を提供しています。これらは、他のテーマでも使えます。
- LIQUID BLOCKS(無料)
37種類のブロックテンプレートが利用できるプラグイン。ブロックパターンの作成も可能です。 - LIQUID SPEECH BALLOON(無料)
吹き出しプラグイン
無料・他のテーマでも利用可能
- ヘッドライン(9種類)
- レイアウト(16種類)
- 料金表(3種類
- CTA(コールトゥアクション・6種類)
- ランディングページ(3種類)
SWELLやAffinger6など、今回紹介している多くのテーマが、カスタムブロック+エディター拡張機能といった形なのに対し、LIQUID PRESSはエディター拡張機能+プラグインによるブロックテンプレートという形になっています。
ブロックテンプレートは、ブロックの組み合わせのパターン集のため、短時間でデザインを完成させられるメリットがありますが、各ブロックを自由に組み合わせたい方には、使いずらいかもしれません。
Snow Monkey(スノーモンキー)
Snow Monkeyは、ブロックエディター機能の拡張により使いやすく、スピーディーにサイトを構築できるテーマです。
拡張性を意識して開発され、webサイト制作のフレームワークとしての利用を得意としています。
中・上級者にも人気が高く、コーポレイトサイトにも広く利用されていますが、初心者がブログを始めるには、他のテーマの方が向いていると思います。
ブロックエディターについては、カスタムブロックを追加する「Snow Monkey Blocks」と、ブロックエディターの機能を拡張する「Snow Monkey Editor」の2つのプラグインを使います。
2つのプラグインは無料で、他のテーマでも利用できますが、他のテーマの場合は機能制限があります。
機能制限は、無料版と有料版があるプラグインでよく使われる方法です。
価格:16,500円/年(税込)※Snow Monkeyはサブスクリプション型です。
Snow Monkey Blocksによる追加ブロック
- アコーディオン
- アラート
- 吹き出し
- ボックス
- ボタン
- ボタンボックス
- カテゴリーリスト
- カウントダウン
- ディレクトリ構造
- 星評価
- FAQ
- 項目
- 期間限定表示
- アイコンリスト
- メディアとテキスト
- パネル
- 価格表
- 価格メニュー
- レーティングボックス
- スライダー
- ステップ
- お客様の声
- ピックアップスライダー
- コンテナ
- セクション
- セクション(背景画像/動画)
- セクション(YouTube 動画)
- セクション(ブロークングリッド)
- セクション(サイド見出し)
- タブ
- ヒーローヘッダー
- カスタムフィールド
- フレックス
- グリッド
Snow Monkey Editorによる拡張機能
- WordPress標準ブロックツールバーの機能拡張
テキスト文字色、テキスト背景色、テキスト文字サイズ、テキストバッジ、蛍光ペン、書式設定のクリア - WordPress標準ブロックスタイルの機能拡張
アラート、リスト、付箋、流体シェイプボタン
他に、ブラウザサイズによるブロックの非表示機能などの拡張機能もあります。
Cocoon(コクーン)
Cocoonは、無料でありながら高機能なテーマとして人気の高いテーマです。
SEO対策から高速表示、収益化機能など、ブログ運営に必要な機能が揃っており、有料級の充実した内容となっています。
ブロックエディターにもしっかりと対応しており、カスタムブロックの種類も豊富です。
ブロックエディター(Gutenberg)が標準化された当初は「Cocoon Blocks」というプラグインで対応していましたが、その後、テーマに組み込みんでいます。
価格:無料
追加ブロック
- アイコンボックス
- 案内ボックス
- タブボックス
- 白抜きボックス
- 付箋風ボックス
- 吹き出し
- タイムライン
- ブログカード
- ボタン
- 囲みボタン
- トグル(アコーディオン)ボックス
- アイコンリスト
- 検索案内
- 見出しボックス
- タブ見出しボックス
- ラベルボックス
- マイクロコピー
- マイクロテキスト
- マイクロバルーン
- 2カラム
- 3カラム
エディター拡張機能
文字の色、太さ、サイズなどの変更、マーカー、バッジなどの装飾機能をブロックツールバーに追加
Luxeritas(ルクセリタス)
Luxeritasは、シンプルなテーマですが、設定できる項目が多く、細かな部分までカスタマイズできる仕様となっています。
高速化に力をいれており、サイト表示が早いことも特長です。
注意点として、フッターに表示される提供元を消すのに有料プラグインが必要です。
価格:無料
追加ブロック
- 枠線ブロック
- トピックブロック
- お知らせブロック
- 吹き出しブロック
- アコーディオンブロック
- 紹介文ブロック
- 縦書きブロック
- スクロールアニメーション
- スクロールブロック
- シンタックスハイライターブロック
- 定型文テキストエディタ
- ブログカードブロック
- 区切り線ブロック
エディター拡張機能
文字の色、太さ、サイズなどの変更、FontAwesomeアイコン、マーカー、ラベル、ルビなどの装飾機能をブロックツールバーに追加
Lightning(ライトニング)
Lightningは、WordPress公式ディレクトリに登録されているテーマです。
シンプルで使いやすい操作性が特徴で、ブログだけでなく、コーポサイトにも使いやすい汎用性の高いテーマです。
ブロックエディターに関しては、「VK Blocks」という専用の拡張プラグインが用意されています。
「VK Blocks」は無料版テーマで使えますが、Lightning G3 Pro Unit / Katawara / Lightning Pro など有料テーマ・プラグインのライセンス保有のユーザーは、機能がより多い「VK Blocks Pro」プラグインを利用できます。
価格:無料
追加ブロック
- 見出し
- FAQ
- PRブロック
- アラート
- スタッフブロック
- フキダシ
- フロー
- ボタン
- レスポンシブスペーサー
- 枠線ボックス
- 先祖階層からのページリスト
- スライダー
- 横並びアイコン
- アイコン
- 固定ページ本文
エディター拡張機能
見出し、リスト、画像、グループなどのブロックに対して、VK Blocks 独自の装飾スタイルを追加しています。
追加ブロック(有料テーマ向けのPro版のみ)
- 見出し
- FAQ
- PRブロック
- アラート
- スタッフブロック
- フキダシ
- フロー
- ボタン
- レスポンシブスペーサー
- 枠線ボックス
- 先祖階層からのページリスト
- スライダー
- 横並びアイコン
- アイコン
- 固定ページ本文
シリーズの一部がブロックエディターに対応しているテーマ
シリーズの一部がブロックエディターに対応しているテーマをご紹介します。
「OPENCAGEシリーズ」は、「STORK」の後継となる最新版テーマ「STORK19」のみ対応しています。
OPENCAGEシリーズ(「STORK19」のみ対応)
「OPENCAGE」シリーズは、モバイルファーストにこだわったテーマです。
洗練されたデザインで、初心者でも美しいサイトを構築することができます。
人気テーマ「STORK」が、ブロックエディター完全対応のSTORK19(ストーク19)
としてリニューアルしました。
それ以外のテーマは、「クラシックエディタ」ベースのテーマとなっており、公式サイトでも、「STORK19」の検討を呼び掛けています。
ブロックエディター対応状況
テーマ | ブロックエディター対応 | 価格 |
---|---|---|
STORK19(ストーク19) | 〇 | 11,000円(税込) |
SWALLOW(スワロー) | × | 9,900円(税込) |
Hummingbird(ハミングバード) | × | 販売終了 |
ALBATROS(アルバトロス) | × | 販売終了 |
追加ブロック
- 関連記事ブロック
- 記事リストブロック
- FAQ(Q&A)ブロック
- ボックスブロック
- アコーディオンブロック
- 吹き出しブロック
- 補足説明ブロック
- ステップブロック
- グリッドブロック
- アイコンサークル
- フルワイドセクション
- フルワイドセクション(見出し色背景)
エディター拡張機能
文字の色、太さ、サイズなどの変更、FontAwesomeアイコン、マーカー、ラベル、ルビなどの装飾機能をブロックツールバーに追加
ブロック設定オプション
ブロックアニメーション、ブロックの形状、ブロックの表示コントロール、ブロックの上下の余白などの変更
ブロックエディターへの対応が遅れているテーマ
TCDテーマ
TCDシリーズはWordPressテーマの累計ユーザー数10万人以上、国内シェアNo. 1のブランド。
業種やジャンル別に特化した80種類ものテーマを提供しています。
リリースの新しいテーマは、ブロックエディター対応となっていますが、装飾系の機能は、TCDオリジナルの機能「クィックタグ」が中心で、ブロックエディター内の「クラシックブロック」で利用するかたちになっています。
一方、カスタムブロックはありません。
また、古いテーマはブロックエディター内では、「クィックタグ」が利用できないので、「クィックタグ」を使うには、クラシックエディターを使わなければなりません。
以上のように、現時点では、本格的なブロックエディター対応となっていません。
業種やジャンル別に特化したテーマを量産し、独自のクィックタグやテーマオプションによる記事作成という独自路線を取っていますが、今後の対応が待たれるところです。
価格:7,980円~59,800円(税込)
Diver(ダイバー)
Diverは、アフィリエイトに最適化されたWordpressテーマで、収益化向けの仕組みがふんだんに盛り込まれています。
オリジナルの機能が豊富で、ブロックエディターにも力を入れてきていますが、まだ、完全対応とはなっていません。
様々な装飾などを行うことができる「入力補助機能」は、ブロックエディターとクラシックエディターの両方で使えますが、ブロックエディターで11種類、クラシックエディターで23種類と、クラシックエディターの方が使える機能が多いです。
そのため、ブロックエディターの場合だと「入力補助機能」一部の機能が使えません。
価格:17,980円(税込)
- 見出し
- ボタン
- 囲い枠
- 会話
- アイコン
- トグル
- Q&A
- 記事一覧
- スター
- セクション
- アイコンボックス
THE THOR(ザ・トール)
THE THORは、洗練されたデザインとカスタマイズ性、表示速度の速さを実現。多機能でプラグイン不要、すべての要素が揃った「オールインワンパッケージ」が特徴のテーマです。
THE THORは、ブロックエディターに対応していませんが、先にご紹介したゴールドブログという後継テーマがリリースされおり、今後も対応することはないかと思います。
WordPress標準のブロックエディターは使えますが、テーマ独自の装飾機能などは、クラシックエディター上でしか使えません。また、カスタムブロックは用意されていません。
価格:16,280円(税込)
まとめ
WordPressでブロックエディターが標準化されてから、ある程度年数が経ち、人気テーマ、有名テーマの多くが、ブロックエディターに本格的に対応するようになりました。
ただ、テーマの種類が多いシリーズは、対応が追い付いていない、または、独自路線を取っているケースがあります。
これからテーマを購入される方は、対応状況を考慮しながら選択しましょう。