エックスサーバーを利用している海外在住者がメール送信できない時の対処方法についてご紹介します。
私はフィリピン在住です。
新たにエックスサーバーでメールアドレスを取得し、メールソフトで送受信の設定をしたのにメールが送信できず、「Client host rejected:Access denied」というエラーが表示されました。
こんな時、エックスサーバーの簡単な設定で、メール送信ができるようになりますので、その手順をご紹介します。
メールが送信できない
エックスサーバーで独自ドメインを使ったオリジナルのメールアドレスを取得し、パソコンのメールソフト(Thunderbird)で設定を行いました。
ところが、メールの受信はできるのですが、送信ができませんでした。
以下のように「Client host rejected:Access denied」というメッセージが表示されました。
エラーになった原因
原因は「SMTP認証の国外アクセス制限」でした。
これは、国外IPアドレスからの不正なメール送信を制限し、セキュリティを強化する機能です。
初期状態では「ON(有効)」になっています。
SMTP認証とは
引用元:IT用語辞典 e-Words
メールの送信や転送に用いるプロトコル(通信規約)であるSMTPの拡張仕様の一つで、メールの発送時に、メールサーバが送信依頼をしてきた相手が正規の利用者かどうかを確認する方法を規定したもの。
海外からメール送信できるようにするためには、これをOFFにする必要があります。
メール送信できるようにするための設定変更
①まず、Xserverアカウントへログインし、画面右上の「サーバ管理」をクリック
②サーバーパネル内の「WordPress」>「メール」>「SMTP認証の海外アクセス制限設定」をクリック
③設定を行うドメインを選択します。
④「SMTP認証の海外アクセス制限設定」をOFFにし、「設定する」をクリックします。
⑤「設定の変更が完了しました」と表示されます。
これで設定完了です。
▼海外在住者が設定変更を行う必要がある「WordPressのセキュリティ設定」についてはこちらをご覧ください。