ConoHa WINGとロリポップの徹底比較（WordPressブログにはどちらがおすすめ？）

2021年11月19日2024年8月23日

高速レンタルサーバーとして人気が高い「ConoHa WING」と、国内シェア2位で格安の高速レンタルサーバーとして知られる「ロリポップ」。

どちらも人気が高く、これからワードプレスでブログを始める方で迷う方も多いと思います。

両サーバーの料金からスペック、機能等について徹底比較しました。

この記事はWordPressサイトの制作をサポートする上で、様々なサーバーを使った経験を元にしています。

「ConoHa WING」と「ロリポップ」について

ConoHa WINGとは

ConoHa WING（コノハウィング）は、2013年（ConoHa）にサービス提供を開始したレンタルサーバーです。
新しいサービスですが、レンタルサーバー大手のGMOインターネットグループが経営しています。

「表示速度が速い」との評判で、人気を集め、多くの有名ブロガーも使っています。

ConoHa WINGの特長

国内最速と謳っている高機能・高性能サーバー
機能や管理画面など初心者が扱いやすい。
高性能の割に価格がリーズナブル。

日本マーケティングリサーチ機構による調査で「アフィリエイター・ブロガーが使いたいレンタルサーバー」「WordPress利用者満足度」「サポートデスク対応満足度」の3部門においてNo.1を獲得しました。（2021年2月）

ConoHa WING公式サイト

ロリポップ! とは

ロリポップは2001年にサービス提供を開始した老舗レンタルサーバーで、ユーザーの数は国内2位（※）です。

ロリポップの特長

2001年にサービス提供開始。大手のGMOが運営の老舗サーバー
国内シェアNo.2（2021年）
高スペックの高速サーバーを低料金で利用できる。
管理画面が分かりやすく、使いやすい

※注）ロリポップの公式サイトではシェア1位と記載されていますが、ロリポップと同じ運営会社GMO「ヘテムル」のユーザーが合算されています。HostAdviceによるシェア調査では国内2位となっています。

ロリポップ公式サイト

「ConoHa WING」と「ロリポップ」を徹底比較

両サーバーで、同価格帯の人気が高いプラン同士を比較します。

比較するプラン

「ConoHa WING」⇒「WINGパックベーシック」
「ロリポップ」⇒「ハイスピード」

ConoHa WINGとロリポップの運用実績比較

	ConoHa	ロリポップ
サービス提供開始	2013年	2001年
サイト数	39万（ConoHa VPSなど2つのサービス含む）	170万以上（国内No.2）
運営会社	GMO	GMO

ロリポップの方が運用実績が豊富で、ユーザー数が多い。

ConoHa WINGとロリポップの料金比較

ConoHa WING「WINGパックベーシック」とロリポップ「ハイスピード」の料金を比較します。

料金の比較表（※キャンペーン割引前の料金）

		ConoHa WING （WINGパックベーシック）	ロリポップ（ハイスピード）
初期費用		WINGパックベーシックは 3カ月以上の契約(※）	無料
契約期間月額料金	1ヶ月	ー（※）	1,430円
	3ヶ月	1,210円	1,320円
	6ヶ月	1,100円	1,210円
	12ヶ月	990円	990円
	24ヶ月	935円	935円
	36ヶ月	880円	550円
独自ドメイン無料取得		〇2つ	〇12カ月契約以上
無料お試し		なし	10日間

※ConoHa WING通常プランだと１か月からの契約も可能。

・契約期間が短い場合はConoHa WINGが安く、36か月の場合はロリポップがかなりお得。
・ロリポップには10日間の無料お試し期間がある。
・ConoHa WINGは、２つの独自ドメインを無料で取得できる。

月額費用は、契約期間が短い場合はConoHa WINGが安く、36か月の場合はロリポップがかなりお得。

また、「独自ドメイン無料」は、 ConoHa WING（WINGパックベーシック）は最短の３カ月から適用となる上、2つのドメインを無料で取得できます。

また、キャンペーンを利用すると、かなりお得な料金で利用できますので、チェックしましょう。
※下部の「どんな方におすすめか」で現在、実施中のキャンペーンを紹介しています。

ConoHa WINGとロリポップのサーバースペック比較

	ConoHa WING （WINGパックベーシック）	ロリポップ（ハイスピード）
ディスク容量（種類）	300GB（SSD）	500GB（SSD）
データ転送量（目安）	無制限	無制限
CPU	非公開	非公開
割り当てCPU（vCPU）	6コア	非公開
ホストサーバーメモリ	非公開	非公開
メモリ（割り当て）	8GB	非公開
WEBサーバー	Apache +nginx	LiteSpeed
サイト数	無制限	無制限
データベース数	無制限	無制限
RAID構成	RAID10	RAID10
HTTPのバージョン	HTTP/2	HTTP/2
PHPの動作モード	LiteSpeed LSAPI	LiteSpeed LSAPI

・ロリポップは非公開部分が多く、CPUとメモリの比較が難しい
・ディスク容量はロリポップが上
・WEBサーバーは、ロリポップがWordPressとの相性のよいLiteSpeedを採用

ConoHa WINGとロリポップの高速化・安定化対策

それぞれのサーバーが力を入れている高速化・安定化対策の内容をみていきます。

ConoHa WINGの高速化・安定化対策

オールSSD RAID10構成
ストレージは高速・安全にデータを書き込めるオールSSD RAID10構成
強力なキャッシュ機能
独自にチューニングした強力なコンテンツキャッシュやブラウザキャッシュ機能
高速PHP実行環境「LSAPI」採用
PHPアプリケーション実行環境としてFastCGIより20％も高速
高安定性Webサーバー nginxを採用
同時大量アクセスの高速処理に優れたnginxを採用
WordPress高速化エンジン「WEXAL」を無料で利用できる
プライム・ストラテジー社の「WEXAL」を2022年4月から提供開始。

ConoHa WING公式サイト

ロリポップの高速化・安定化対策

高速・第4世代のWebサーバー「LiteSpeed」を採用
WordPressとの相性がよく、高速化・高負荷時の安定性に優れている。
SSD（RAID10+50構成)
ストレージは高速・安全にデータを書き込めるSSD
LiteSpeed版 PHP
WordPressに使われているPHPプログラムを高速化する技術を独自に開発。
「ロリポップ！アクセラレータ」
サイトの表示を高速化し、サーバー高負荷時でも安定して表示させる機能。

ロリポップ公式サイト

Webサーバー「LiteSpeed」について

WordPressパフォーマンス比較 — 出典：WordPress Perfomance by Server

「LiteSpeed Technologies」のサイトに掲載されている上のグラフでは、WordPressのパフォーマンスがApacheやNginxを大きく上回っています。

ConoHa WINGはNginxを採用しています。
表示速度は他の要素も影響するので、これだけで判断できませんが、ロリポップのWEBサーバーは他のサーバーと比較して優位性があります。

結局、高速化・安定性能はどちらが優れているか？

エックスサーバーとロリポップの高速化対策は、単純には比較できないため、優劣をつけられませんが、どちらも高性能で高速です。

ConoHa WINGとロリポップの機能比較

	ConoHa WING （WINGパックベーシック）	ロリポップ（ハイスピード）
簡単インストール	〇	〇
簡単移行	〇	〇
無料独自SSL	〇	〇
管理画面の使いやすさ	〇	〇
自動バックアップ機能	〇過去14日分（無料）	△ 過去7日分（※）
管理画面上での復元機能	〇（無料）	○ （有料オプション利用の場合）
サポート	メール、電話、チャット（平日対応）	メール（24時間対応）、電話、チャット

※ロリポップの自動バックアップ機能は、タイミングによっては取得できない場合があり、確実に取るためには、有料のバックアップオプション（330円/月）が必要

ConoHa WINGとロリポップで異なる点や、注目点について解説します。

「無料独自SSL」はConoHa WINGの方が操作が簡単

「無料独自SSL」
ConoHa WINGは、初心者にはちょっと面倒なリダイレクト設定の.htaccessファイル編集の必要がなく、管理画面上の設定だけでできます。

自動バックアップ、復元機能はConoHa WINGの方が便利

どちらのサーバーも無料で利用できる自動バックアップ機能があります。

ただ、ロリポップは、概ね過去7回分の自動バックアップがありますが、必要な場合には問合せが必要で、タイミングによっては取得できない場合があるとのことです。
希望のバックアップを取得するためには、月額330円のバックアップ（オプション）を利用すると確実です。

ConoHa WINGは保存されるデータも過去14日間分とロリポップより多いです。

また、復元については、ConoHa WINGは管理画面上でWordPressファイルとデータベースそれぞれの復元操作ができます。

ロリポップは、有料のバックアップオプション利用時には、管理画面で復元する機能を使えます。
無料の自動バックアップを使う場合は、バックアップデータをダウンロードして、ファイルマネージャーやFTPソフトを使ってアップロードする作業が必要です。

ConoHa WINGの方が「自動バックアップ」「復元機能」を無料で使える上、操作も初心者が簡単に扱えるよう配慮されています。

管理画面の使いやすさ

初心者にとっては、管理画面の分かりやすさは重要なポイントです。

各サーバーの管理画面の解説です。

ConoHa WINGの管理画面

ConoHa WINGの管理画面は、サーバーの様々な設定とアカウントの管理の両方を１つのページにまとめてあります。

シンプルでコンパクトにまとまっており使いやすいです。

ロリポップの管理画面

ロリポップの管理画面は、他のサーバーでは別々になっていることの多い「サーバーの管理・設定」と「契約・支払い」の入り口が同じページにまとまっていて、管理しやすくなっています。

シンプルで分かりやすく、直感的に操作できるように作られていて、初心者でもあまり迷うことなく使うことができます。

管理画面はConoHa WING、ロリポップのどちらも使いやすいです。

サポート体制

	ConoHa WING	ロリポップ
サポート	メール、電話、チャット	メール（24時間対応）、電話、チャット

初心者にとってはサポート体制も重要なポイントです。

どちらもメール、電話、チャットがあります。

ロリポップはメールが24時間対応ですが、それ以外は平日対応。
ConoHa WINGは全て平日対応となっています。

サポートは、ロリポップの方が24時間対応（メール）しており、充実しています。

どんな方におすすめか

これからワードプレスでブログを始める方にとって、

ConoHa WING（WINGパックベーシック）とロリポップ「ハイスピード」、どちらのサーバーも、性能・機能、コスパ的に優れており、おすすめです。

その上で、それぞれのサーバーが特に「どんな方におすすめか」をまとめました。

ConoHa WING がおすすめの方

ConoHa WING がおすすめの方

高スペック、高速サーバーをリーズナブルな価格で使いたい。
初心者でも簡単に操作できるサーバーを利用したい。

ConoHa WINGは、高機能・高性能で表示速度の速いサーバーをリーズナブルな料金で利用できるのが魅力です。

管理画面の操作も分かりやすく、簡単にできるものが多く、初心者への配慮が感じられます。

ConoHa WING【キャンペーン情報】（2024年11月6日（水）16:00まで）
「WINGパック」通常料金から最大53%OFF（月額678円～）
長期契約ほどお得
Webサイト制作応援キャンペーン
対象：WINGパックで12ヶ月以上の新規申し込み。
（ベーシックプランの場合）
・12カ月契約の場合⇒月額941円（35％OFF）　
・24カ月契約の場合⇒月額889円（38％OFF）
・36カ月契約の場合⇒月額678円（53％OFF）

ConoHa WING公式サイト

▼ConoHa WINGで簡単にWordPressサイトをスタートする方法
ConoHa WINGかんたんセットアップ申し込み方法（オフィシャルサイト）

ロリポップがおすすめの方

ロリポップは、なるべくコストを抑えてWordPressブログを始めたいという方に向いています。

下位プランは激安で利用できますが、スペックが高い「ハイスピード」も他のサーバーより格安で利用できます。

今回は「ハイスピード」を比較しましたが、1つ下のプラン「スタンダード」も初心者には十分なスペックでおすすめです。

ロリポップがおすすめの方

高スペック、高速なサーバーをなるべく安く利用したい。
安心なサポート体制がほしい。

「ロリポップ」は10日間の「無料体験」ができ、様々なプランを試して検討できます。

ロリポップ【キャンペーン情報】（2024年12月31日（火）23:59まで）
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対象：ライトプラン、スタンダードプラン、ハイスピードプラン
★ライトプラン/スタンダードプラン
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